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ヨーロッパアルプス紀行②グリンデルワルト 

2019.07.26
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 サンモリッツから「氷河特急」に乗りアンデルマットまで行き、バスに乗り換えグリンデルワルト(1,034m)には、昨日の夕刻に着いた。グリンデルワルトはアイガー(3,970m)の村である。グリンデルワルト駅の後方にはアイガーの大きな山塊が見える。谷が東西に延びているグリンデルワルトは日照時間が長く、昨日は21時を過ぎてもアイガー頂部の岩肌が輝いていた。夜が明けると、ホテルのベランダからは朝日に輝くアイガーの岩壁が眼前に迫ってくるように見える。
 
 アイガーの西側頂部の直下がアイガー北壁で、ヨーロッパアルプスの三大北壁(アイガー、マッターホルン、グランド・ジョラス)のうちでも最難関と言われる断崖絶壁である。垂直の壁が1800メートルあり、冬でも雪が降り積もることができず、ねずみ色の岩肌を見せていると言う。アイガー北壁の登攀にはいくつものドラマがあり、1965年の日本人の北壁初登攀は、新田次郎の小説の題材にもなっている。1969年8月には女性登山家として有名な今井通子氏を含む隊が直登ルートで成功している。
 
 アイガーの山麓は森林限界近く(と言うより牛が自力で登れるところ)まで広がる放牧地となっており、のどかな牛小屋が点在する牧歌的風景である。アルプスの語源は、アルプ(スイスの高山夏季放牧場:仏語alpe,独語Alpe)がたくさんあるからと言う説と、ケルト語のalp「岩山」を語源とする説があるが、何れにしろ、グリンデルワルトは放牧地と岩山のアルプスを代表する景観を有している。

 グリンデルワルトは、ここを拠点として絶景の見どころ満載のところへ、登山電車やロープウエイを利用して行くことができる。山岳リゾート地として素晴らしいところであり、アルピニストはもちろん、ハイカーにとっても憧れの地である。

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