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ソメイヨシノ②

2019.04.10
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鶴見緑地便りの第一号「ソメイヨシノ」2017.04.08の写真は拙宅の近くの桜であるが、ここの桜も4月9日には満開となった。背割堤と同様、法面に沿って結構大振りの枝を広げて見応えはある。わざわざ電車に乗り、行列して「背割りの桜」2019.04.06 を見にいかなくても十分なのである。何と言っても、散歩の人にでも遭遇しない限り、一人観賞会である。

と、楽しんだのは1日で、夜半過ぎからの風雨で早くも「落下盛ん」となってしまった。雨で濡れた舗道は、散った花びらでピンクのカーペットを敷き詰めたようである。今年の桜は色が薄く白いと、皆さん異口同音に言っていたが、満開の花も、散る花びらも例年通りの薄紅色(ピンク)である。薄く白いと思ったのは、桜の色は少し濃い目のピンクが記憶色になっているためか、開花から満開まで長い時間、気温が低かったので、色付きが遅れたのかは不明である。

「ソメイヨシノ」はクローンであるため、同じ地域であれば、一斉に咲き、一斉に散る。生長が早く、葉より先に花芽だけが開き艶やかであることから、各地の桜の名所は高度成長期以降に植えられた「ソメイヨシノ」がほとんどである。早く大木となる「ソメイヨシノ」は、根が浅く広く張り、舗装路や側溝の変形・破壊、バリアフリーの面での障害、枝の広がりが車道の交通障害となる可能性がある。また、「サクラてんぐ巣病」に罹りやすく、花が咲かなくなり、樹全体が枯れる被害がクローンゆえに拡大している。
このようなことから最近では、特に都市部では代替品種として「ジンダイアケボノ」や「コマツオトメ」への植え替えが行われているそうだ。平成から令和へと元号が代わるが、我々の知らないうちに桜の世代交代が進んでいる。

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