北の夜景

2018.10.29
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日本三大夜景は、「長崎」「神戸」「函館」ということになっているが、定番となっている三大夜景とは別に、「日本新三大夜景都市」なるものが登場し、「長崎」「札幌」「神戸」が選ばれている。また、選定組織が異なる「日本新三大夜景」では「長崎」「札幌」「北九州」が選ばれたりしている。夜景やライトアップで工夫し、観光地として活性化しようとあちこち賑やかである。

札幌へ行く機会があり、藻岩山(もいわやま)ロープウェイで山頂を訪れた。山頂から見る北の大都市は、その整然とした都市区画と豊かな光量の拡がりが見事である。北海道は開拓使が置かれて、150年とのことであるが、月明かりしかなかった開拓当時の人には想像もつかない光景であろう。ロープウェイのガイドの説明では、街路灯にナトリウム灯が多く使われているのが札幌の特徴であるとのこと。新三大夜景の選定では夜景スポットが多数あること、冬季のホワイトイルミネーションなども評価されたようである。

次の日には、「日本新三大夜景都市」で、4番となった「函館」を訪れた。函館山の頂上から見る函館の夜景は、津軽海峡と函館湾に挟まれた砂嘴(さし)の上に展開する市街地と港の灯り、そして海の暗さとのコントラストが美しい。港に係留された青函連絡船「摩周丸」も夜10時まで点灯し夜景に一役かっていた。光量では札幌には到底及ばないが、自然と人間が織り成したコントラストはまさに絶景である。胆振東部地震でブラックアウトし、暗闇となったことなどは想像もできない。

北の大地を駆け足で巡ったが、地震災害からの復興を祈念しつつ、夜景、グルメ、圧倒的なボリュームの紅葉を堪能し、開拓時代の先人の足跡を辿る旅となった。

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