ピオーネ

2018.08.14
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 我が家の「ピオーネ」が収穫時期となった。車庫の屋根の梁下にブドウの枝を這わせて栽培しようと6年前に苗木を買い植えたものである。
昨年、5年経過してようやく8房ほど実をつけ、袋掛けして熟するのを待ち、そろそろ色付き始めたころ、一晩で猿に、ほとんど食べられてしまった。車の屋根に上り犯行に及んだようである。
 今年は、昨年より、房も大きくなり、数も増え、実も膨らみ期待も膨らむ夏を迎えた。昨年の二の舞は御免と、袋掛けした後、房の下全体をネットでカバーし、吊り下げたネットの上部四隅は有刺鉄線を取り付けた。これで猿除け対策は万全と実が熟すのを心待ちにしていたところ、袋掛けの紙袋が破られ、ネットには色付いた実の皮だけが残り、大きな房の実が半分程になっていた。「ピオーネ」の根本には糞が残っており、どうやらアライグマの仕業のようである。「ピオーネ」の幹を伝い、ネットの僅かな隙間からハンモック状となったネットの上に入り込み悠々と甘い粒だけを食したようである。ネットで覆う作戦は見事失敗となり、敵もさる者(猿ではないが)である。
 次の手は、一つ一つの房をプラスチックのザルで挟み、ザル同士をロックタイで固定し、葡萄棚を構成する棒から銅線でザルを吊り下げた。この防御策を講じた後も、アライグマは毎晩来ていたようで、糞の跡だけが残っていたが、10日ほどで諦めたようである。この作戦は成功し、ザルの隙間から色付き合いを確認しながら、本日の収穫となった。
 「ピオーネ」は「巨峰」と「カノンホールマスカット」の交配で、「巨峰」と外見は似ているが、糖度は「巨峰」には及ばないが、マスカットの爽やかな香りがする葡萄である。ご近所の方々が心配して行く末を案じてくれたので、成果を御裾分けして周り、我が口にはアライグマほどには入らなくなってしまった。
 農業は鳥獣との食料争奪戦である。ザルカバー方式で来年こそ無傷で勝ち残したいものである。

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