紫陽花

2018.06.18
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雨模様の日が続いている。水無月(6月)は水が無いのではなく、水の月(田に水を湛えるころ)とのこと。この季節に合うのが「紫陽花(アジサイ)」である。

花弁に見えるのは萼(がく)が大きく発達した装飾花であり、6月から7月にかけて開花し、白、青、紫または赤色となる。観賞用に広く栽培され、多くの品種が作り出されている。原種は日本に自生するガクアジサイで、ヨーロッパで品種改良されたものはセイヨウアジサイと呼ばれる。花言葉は色が変化するので「移り気」などと言われるが、花が多数寄り添うので「家族団欒」とも言われるようになり、結婚式のブーケや母の日のプレゼントにも使われようになってきた。

写真の青く咲いているのが我が家のアジサイ、赤く咲いているのは向かいの家のアジサイである。アジサイは土壌のpH(酸性度)によって花の色が変わり、酸性だとアルミニウムがイオンとなって土中に溶け出し、吸収されて花のアントシアニンと結合し青色を呈し、中性やアルカリ性であればアルミニウムは溶け出さず吸収されないため、花は赤色となるそうである。

シーボルトがアジサイの品種名に、愛するお滝さんの名前を「otakusa」として潜めたという逸話があるが、鎌倉の明月院、京都宇治の三室戸寺などアジサイ寺の名所を(相合傘で?)ゆっくり巡るのも良いものである。

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