通り抜け

2018.04.12
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桜続きである。今年は桜が開花してから一気に満開となり、近隣の桜巡りをする間もないうちに散ってしまった。観賞の機会を逸してしまった人には、ソメイヨシノより少し遅く開花する八重桜を楽しめる「通り抜け」がある。

関西(大阪)では、「通り抜け」と言うと大阪市北区天満にある大阪造幣局が桜の開花時期に一般開放する大川(旧淀川)沿いの構内通路(約560m)の一方通行を取り抜けることを指す。南門から北門方向へ通路沿いの桜を愛でながらそぞろ歩く恒例の行事である。今年は4月11日から17日が開催期間であったが、夜は21時まで(入場は20時30分まで)行っているので、仕事帰りでも寄る事ができる。通路と大川の間の「毛馬桜之宮公園」(けまさくらのみやこうえん)は、屋台がびっしりと並んでおり、北門まで行き屋台の間を南に戻ると、花も団子も楽しめる行程となる。昼間なら、構内にある造幣博物館や工場を見学することもできる(工場見学は要予約)。

桜は八重桜を主として130種、350本ほどあり、関山、松月、普賢象、楊貴妃などの他、大手鞠、小手鞠や地方の里桜などの珍種も見ることができる。明治16年に開始した「通り抜け」も130年を迎え、今では浪速の春を飾る風物詩となっている。

開催期間は、開花状況を見て毎年3月中旬に発表される。また、雨風が強いと散ってしまい、訪れても「拍子抜け」となるので、天気予報にも注意しなければならない。丹精こめた桜を楽しむためには、情報収集に手間を惜しんではいけない。

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