島々の花輪

2017.12.07
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モルディブをJCM設備補助の確定検査のため訪れた。モルディブはインド、スリランカ南西のインド洋に浮かぶ26の環礁や約1,200の島々からなり、南北860km、東西118kmにわたる。ほぼ中央にある国際空港があるフルレ島には、シンガポールから西へ約5時間のフライトである。フルレ島から首都マレ島へは渡し船に乗り、10分ほどで到着する。

モルディブは40万人ほどの人口で、主な産業は漁業と観光である。近年は人口を上回る観光客が訪れており、白い砂に青い空、蒼い海、“一島一リゾート”の楽園が売りで、ハネムーン客も多い。
マレ島は、歩いても1時間で一周できるほどの小さな島だが、建物が密集し街路は入り組み迷路のようである。船着場から中心部にあるホテルまで徒歩でいける距離なのだが、小型タクシーで行く。旅行パンフレットで見るリゾート島とは大違いである。
モルディブは海抜の最高が2.4mという平坦な地形であるため、1m海面が上昇すると国土の80%が失われると言われる。このため国土を盛り土することも検討されており、フレル島の北北東に人工島「フルマーレ」を造成し、マレ島との架橋工事も進んでいる。

英語名のMoldivesはサンクリット語で「島々の花輪」を意味するMalodheepに由来するとされ、珊瑚礁の島々が輪を描くように並んで浮かんでいる様子を花輪にたとえたものである。帰路上昇する飛行機の窓から、その片鱗を見ることができた。この美しい花輪を水没させてはいけない。

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