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ホテイアオイ

2017.08.22
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毎年盛夏になると、休耕田に水草の1種である「ホテイアオイ」が水面に浮かび青紫色の花を咲かせる。ここは、奈良県橿原市の「本薬師寺(もとやくしじ)跡」である。

「ホテイアオイ」は南米原産の繁殖力の高い花で、別名はウォーターヒヤシンスという。朝につぼみが太陽の日照に合わせて開花し、夜になると萎んで翌日の朝に新しい蕾が花開く。一度開花した花は毎日入れ替わるので花は大変色鮮やかで、この時期の晴れた日には毎日楽しむことができる。

橿原市広報によると、「本薬師寺跡」周囲にある1.4ヘクタールの水田には、今年も近くの畝傍北小学校の2年生により、7月初旬に約14,000株が植えつけられ、最盛期には約400,000株の美しい紫色の花が水田一面に広がるそうである。

「ホテイアオイ」は、日本では明治以降に帰化し、花の美しさと育て易さ、浮き袋のような葉柄が、布袋様のお腹のようなので、その名が付き、栽培が流行り始めたようである。一時、淀川の「ワンド」でも大繁殖し問題となったが、最近は「ボタンウキクサ」の方が大繁殖し、劣勢となっているようである。

「本薬師寺」は奈良市西の京にある薬師寺の前身であり、7世紀後半に天武・持統天皇により建立されたもので、当時は金堂や東塔、西塔もある伽藍で、今は木立の中にある小堂と各礎石が残っているだけである。なにごとも栄枯盛衰である。

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