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大雪山 旭岳

2020.10.08
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 北海道の屋根である大雪山系の最高峰「旭岳」(2,291m)を目指して、「旭山動物園」から車で50分ほどの旭岳温泉に宿をとった。夜半には冷たい雨が降り山の上は雪になったようである。大雪山国立公園は表大雪、北大雪、東大雪、十勝連峰の四つの山域からなり2,000m級の山が連なる総面積約22.7万haの日本一広い国立公園である。山の標高は2,000m前後だが、緯度が高いため本州の3,000m級に匹敵し森林限界も1,500mほどの自然環境である。

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 翌朝、旭岳ロープウェイの山麓駅(1,100m)から姿見駅(1,600m)まで上る。山麓駅付近は木々が色づき、標高が高くなるにつれ、秋から冬へと衣替えである。窓からは、下方に忠別湖、美瑛町から東川町、旭川市へと続く上川盆地が見え、上るにつれて、なだらかな山腹は植相がダケカンバからハイマツなどの高山植物群に変わっていく。右手には冠雪したトムラウシ山から遠く十勝連峰を望む大パノラマにも目を奪われた10分ほどの楽しい空中散歩であった。

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 姿見駅では、周辺散策路、登山道の状況や注意事項を説明してくれ、散策路は雪解け水の悪路なので長靴をレンタルしているとのこと。登山靴を履いて来たが、ストックを借りて(無料)散策路を一周する。夫婦池(すり鉢池と鏡池)の間を通り、常時蒸気を噴き出している噴気口に立ち寄り、旭岳が活火山であることを実感する。スニーカーで何食わぬ顔で登ってきたカップルに頼まれて、噴気口をバックにシャッターを押してあげた。

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 姿見池の横から旭岳の山頂へは東側の稜線の登山道を登るが、降雪で足場が悪く、山頂付近は視界も悪く登頂は断念し、姿見駅へ向かって下る。散策路には、シラタマノキがハイマツの間から白い玉(ガクが肥大し果実を覆ったもの)を見せている。広大な高山帯は、夏季には高山植物で色鮮やかに彩られ、アイヌの人々は「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)」と呼ぶほどの美しさになるそうである。この庭にキバナシャクナゲ、チングルマなどが咲く時に来て、エゾシマリスやナキウサギと一緒に遊びたいものである。

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